移住者からのメッセージ

課題の分だけ可能性がある

   

2017年8月11日:更新

移住者からのメッセージ

プロフィール

   
りんご農家・株式会社百姓堂本舗 高橋 哲史さん

29歳のときに、首都圏のテレビ番組制作の第一線から、弘前に帰郷し「りんご農家」になった高橋さん。行動を後押ししたのは地元に対する愛情だけでなく、課題のある地域だからこその「可能性」があったという。

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「映像制作」も「りんご生産」も、自分を表現するカタチのひとつ。

「弘前に戻ることに対して、まったく抵抗はありませんでした。もしも映像の仕事を続けるにしても、今はどこにいたってパソコンで編集できますし、場所は関係ないと思ったんです」。という高橋さん。とはいえ弘前に帰郷してからはりんご一筋。りんごの生産にも、映像制作に負けないぐらいの魅力があったということなのだろうか?
「映像も、農産品も、いずれも『自分の作品』をつくるということ。カタチは違いますが、どちらも表現手段なんです。りんごは青森県が世界に誇るブランドでもありますから、こだわって納得のいくものを作りあげていく責任感と充実感がありますね」。

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たくさんの人に、りんごの魅力を伝えたい。そんな想いが実りはじめる。

作品として、地元を代表するブランドとして、りんごに対する高橋さんの想いは、新しいアクションも生み出した。地域の人たちの協力のもとに、りんごを原材料とする果実酒「シードル」を生産する「弘前シードル工房kimori」を立ち上げたのだ。りんご畑の中にある醸造所には、若いりんご農家達が集い自分たちの手でシードル造りを手がけている。
「世界トップクラスの生産技術で作られるりんごですが、後継者不足は深刻な課題です。手入れが行き届かない畑も少なくありません。シードル工房を作ったのは、そのような課題を、多くの人々とで共有したかったというのが理由です。りんご畑の中でお酒を作ってイベントをやって、みんなに「りんご畑」を見て欲しかった。りんご農家にとっては見慣れた風景かもしれませんが、都市部からきた人には絶対に新鮮に映ると思うんです。たくさんの人にりんご畑を感じてもらい、りんごの未来を一緒に考えて欲しくって...」。
そのような思惑を知ってか知らずか、シードル工房を訪れたことがきっかけで、新たにりんご農家として就農したいという人も出てきている。

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すべてが順風満帆ではない。だからこそ、生きる喜びも大きい。

弘前に帰郷した当時は、環境の違いに戸惑うこともあったという。
「とくにテレビ番組の制作業界とかと比較すると、正直なところ『田舎に来てしまったなぁ...』という都落ち感のようなものはありました。でも、人とのつながりができてからは、そう感じなくなりましたね。都市部にいるときよりも、人の姿が見える。そして、いろんな人たちとつながりやすいと感じています」。
ひとりひとりの温かさが伝わりやすい田舎の生活の方が、ずっとずっと「人間の魅力」を感じられるのかもしれない。意識しないで「生きる場所」ではなく、自分も地域も「活きる場所」。そんな場所と巡り会えた人は幸福なのだと思う。
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これから、青森への移住を考える人へ。

「青森県には、いいところがいっぱいあるんです。私は、春は桜、夏は祭り、秋はりんごと、四季のメリハリがはっきりしているところが大好きです。まぁ、雪はそれなりに大変ですが...(笑)。でも除雪の苦労以上に、スノーボードやスキーなど、ウインタースポーツを楽しむ方もたくさんいます。地元の人は最初は取っ付きにくく感じるかも知れませんが、打ち解ければとても相手のことを思いやり、がっちりと濃い付き合いができます。そして、なによりも子育てをするには最適な環境だと思います。地域の中に『みんなで子育てをしていく』という意識がありますから、安心して伸び伸びと子育てができますね。まずは、気軽に遊びに来てはいかがでしょうか?シードル工房で、お待ちしています」。

  
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