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移住者メッセージ

自信をもって販売できる商品を 面白い人が多い街だからこそできる店

   

2020年2月 3日:更新

移住者メッセージ

プロフィール

   
竹森幹(たけもりかん)さん/
1981年弘前市生まれ。雑多屋 " bambooforest "店主。
21歳で上京、昔から志していたアパレル業界で、高円寺の古着古家具店にて店長・バイヤーを務める。
その後独立を念頭に企業の法人部へ転職。 3年後bambooforestをオンラインショップで立ち上げるが、約1年後に発生した東日本大震災をきっかけに、津軽の環境の良さを再認識し、Uターン。
2014年に弘前市中心街に路面店を開店し、身体に優しい食品や、地元農家の無農薬野菜、木製玩具、雑貨、地元クリエイターの作品、書籍、CDレコードなどなど、ジャンルに捉われないセレクトが話題。
取扱商品の半数となる食品類は自身で試してみて、美味しいと思った物しか扱わないという拘りで老若男女から支持を受けている。

面白い個人店が多いといわれる弘前市に、一言では伝えきれないセレクトショップ「bambooforest」があります。
「何屋っていう括りはなくて。自分がその時に良いと思ったもの、気になったものを扱ってます。」と話すのは、店主の竹森幹さん。
この店は、竹森さんの考えや想いをそのまま表している店なのです。


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憧れの東京での生活

 弘前市出身の竹森さんは高校を卒業後、地元の服屋に就職。21歳の時に上京を決意し、高円寺の古着・古家具屋に勤めました。
「地元の友人も多かったので寂しいと思ったことはないですね。興味があることをやって、周囲にいろんな人がいて、苦労なく過ごしてたと思いますよ」。
 店長兼バイヤーまでを務め、順調に仕事もこなす中で、"独立したい"という想いから、資金稼ぎのため一般企業に転職し、営業として3年間働きます。
 いわゆる"サラリーマン"になって初めて週末が休みになり、今まで行けなかった野外の音楽イベントなどにも積極的に参加するように。キャンプをしながら自然の中で聴く音楽はまた違った良さがあり、野外の開放感にも次第に惹かれていきました。
「最初は音楽聴きに行くのが目的だったんですけど、キャンプ自体が楽しくなってきて。回を重ねるごとに道具にもこだわったりして、すっかりハマっちゃったんですよ」。
 そこで竹森さんは会社勤めをする傍ら、海外製のアウトドア商品を扱うネットショップを立ち上げます。運営も好調だったことから、立ち上げて半年後には会社を退職。イベント出店などで固定客も増えてきたため、実店舗を持たなくてもネットショップで充分でした。

青森の大自然に感動 岩木山のかっこよさを再認識

 ネットショップを立ち上げてから、土日も忙しく働き、地元から離れた生活を続けていた竹森さんですが、奥さんの妊娠を機に帰郷し、1週間青森を満喫。すると、学生時代には感じなかった青森の自然の良さに驚いたといいます。
「白神山地とか千畳敷とか、素晴らしい大自然がこんなに身近にあったと改めて気付いたんです。岩木山もすごくかっこよくて、青森すごいなって思いました」。
 キャンプが趣味になったこともあり、自然への興味が昔以上に高くなった竹森さん。奥さん共々、青森への想いが日に日に強くなっていきました。
 そう思っていた矢先、東日本大震災が発生。お子さんが生まれたことで環境や食への関心が高まっていた竹森さんにとって、次第に東京は住みにくい場所と感じるようになっていきました。震災を機によりよい環境を求めて東京を離れていく人が増えていく中で、自分たちはどうしようか。迷いながらも、友人の後押しもあり、竹森さん一家は青森への移住を決意します。

自分の想いを表す店

 2011年9月、竹森さんは再び弘前の地へと戻ってきました。ネットショップを続けながら、市内の商業施設でチャレンジショップとして期間限定の店を構えることに。竹森さんの初めての実店舗です。商品のラインナップにはアウトドア用品に加え、海外製のおもちゃも取り入れました。おもちゃは、子どもが口に入れても問題ないような安心して遊べるもの、というコンセプトでセレクト。すると、おもちゃがきっかけでお店に足を運んでくれる人が増えていきました。実際に触って、遊んでみて、体感することで商品の良さをさらに知っていく。対面販売の大切さをこの時改めて感じたといいます。

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「いろいろ今後のことを考えていた時に、先輩から店を空けることになったって連絡がきたんです。それで、自分にその後入らないかという話を持ちかけてくれて。近くに個性的なお店がたくさんある通りだったし、ぜひにとお願いしました。それが今の場所です。」
 2014年に現在の場所へ移転。初めはアウトドア商品やおもちゃが主でしたが、少しずつ商品を増やしていく中で、次第に食品の割合が増えていきました。現在では、製法や素材にこだわった調味料やお酒のアテといった身体に優しい食品や、地元農家の無農薬野菜、木製玩具、雑貨、地元クリエイターの作品、書籍、CD、レコードなど、国内外からのジャンルに捉われないセレクトが話題となっています。内容の変化は、自身の想いの変化だと竹森さんは話します。

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「自分はものづくりができないので、この店を通して自分の想いを表現できればと思ってます。食品は、奥さんや子どもと一緒に試食して美味しいと思えるものだけ扱うようにしています。自信を持てるものしかセレクトしたくないので」と熱く語る竹森さん。無添加をベースに、素材にこだわった食品を扱っていることから、自然食品店と思われることもしばしばあるようですが、「あくまでも美味しいこと、食べて得られる幸福感が基本で、蓋を開けてみたら身体にも優しい食べ物だった、という具合に、"無添加""自然食品"は後付で良いと思っています」と話します。
「食品を扱い始めて、基本的な調味料を無添加で自然な製法で作られたものにするのは、とても重要な事だと思いました。ただ、高価すぎたり、身体によくても口に合わないものだと続けづらくなったりして、逆にストレスになってしまうので、内容と価格のバランスがいいものを選ぶよう意識しています」との事。「うちは美味しいものだらけですよ!」と竹森さんは笑います。

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 ポップだけではなく、竹森さんや奥さんが自身の言葉でていねいに商品の良さをお客さんに伝えるようにしているとのこと。また、音楽やカルチャーなどにも詳しく話題に尽きない竹森さんとの会話も楽しもうと、地元の若者や子ども連れの女性、近所のお年寄りなど、多様なお客さんが訪れます。


 Uターン後は、家族でキャンプや温泉を楽しむ機会が増えたと話す竹森さん。東京では何時間もかけて移動する必要がありますが、弘前からだと20分程度で大自然と触れ合うことができるのです。街と自然との距離がちょうど良く、オンとオフの切り替えがしやすい場所だといいます。


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弘前は起業しやすい場所

 その時その時の興味ある分野を扱ってきた竹森さん。起業に関しては東京で勤めた接客や営業の中で、独学で必要なことを身につけていきました。さらに弘前という街は、面白い店や先輩方のお手本も刺激も多く、新たにお店を始めようと考えている人にとって、チャレンジしやすい場所だといいます。
「こっちには無いものが多い。それが逆に良いと思うんですよ。東京ではもう定番になったものでも、地方だとまだまだ少ないから、色んな新しいものを持ってこられますよね。ちゃんと考えを持っている人なら、この場所は起業しやすいかもしれませんね」。
 新しいことを始めると注目してくれる人がいて、応援してくれる人がいる。また、他にはない面白いことをしている、いい意味で"変態"が周りに多いからこそ、自分もこういう店をやれていると竹森さんは話します。

 
 竹森さんにこれからやりたいことは、と聞くと、〝角打ち〟で昼から飲める店、無農薬で頑張っている農家さんの野菜の取扱い、ホタテの貝殻を使用した自社製品の開発... 次から次へとアイディアがあふれてきます。
「観光客の皆様に、気軽に地酒を一杯から楽しんでもらって、美味しいと思えばその場で購入、さらには発送という、角打ちならではの手軽さを売りに津軽をアピールしていきたい。良い野菜を作ってる人たちの販売の場ももっと増やしていきたいと思っています。まだ先の話ですけどね」。
 自分たちの住む街をもっと楽しく、面白くしたい。自分たちの住む街をもっと多くの人に知ってもらい、体感してもらいたい。そういった想いをもつ竹森さんならではの、この地でのこだわりへの挑戦は、まだまだ続きます。


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竹森さんが店主を務める「bambooforest」のwebサイトはこちら
http://www.bambooforest.jp/



【イベント情報】    
 11月16日土曜日に東京・有楽町で開催する青森県の移住相談イベント「あおもり暮らしまるごと相談会」で、竹森さんのお話が直接聞けます!
 あおもりでの暮らしのヒントが得られるかも! この機会をお見逃しなく!
★☆あおもり暮らしまるごと相談会☆★
 
開催日時: 令和元年11月16日(土)12:30~15:30(受付12:00~)     
 会  場: ふるさと回帰支援センター セミナースペースC・D       
      (東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館4階 JR有楽町駅直結)     
 詳細はこちら・事前申込もこちらからどうぞ!  
 https://www.aomori-life.jp/event/ijyuevent/detail.php?id=1027

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