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関係人口レポート

地域の人の思いと熱意に共感 経験を活かして地域のがんばりを応援したい

   

2024年2月28日:更新

   

2021年11月13日「青森発!ローカルプロジェクト市」から本格スタートしたローカルプロジェクトは、この3月、いよいよ最終局面を迎えました!「地域に思いを持って関わってくれる外の人=関係人口」とつながり、地元の人だけでは解決が難しい地域課題に取り組もうという外ヶ浜町、藤崎町、南部町の各プロジェクト(以下、PJ)は、熱い思いを持つ関係人口の強力なサポートに力を得て、3カ月間、活発に活動してきました。

総まとめの時期となった3月は、5日(土)にオンラインで「関係人口活動報告会」を実施。中旬には、メンバーのうち首都圏在住の4人がリアルに集い、改めてこれまでの経過、現地を訪問しての思いなどを語りあいました。果たして、「頑張っている青森の人達を応援したい!」というメンバーの思いは、結実したのか!?その座談会の様子をご紹介します。

――改めて、各PJに応募したきっかけと、ご自身のプロフィールを教えてください。

★事例①「きれいすぎる廃校!?再生プロジェクト」(外ヶ浜町)


山田浩さん
:日頃、企業や地域のブランディングなどの仕事をしています。青森県は五所川原市を仕事で訪れたことはありますが、外ヶ浜町は初めて。11月のPJのプレゼンで、地域の方のために何とかしたいと奔走する町役場・広海亘さんたちの様子を知って応援したい気持ちになり、あとは"報酬"となるホタテを目当てに(笑)、参加しました。関係人口の私たちには見える"町のいいもの"を引っ張り出し、発信などもお手伝いしたいと思いました。



上村紺菜(かんな)さん都内でOLをしていて、このような地域での活動は初めてです。プレゼンをみて、「青森弁はまったくわからないけど、優しそうな人がいっぱいいる!この地域とつながりたい!」と思い、手を挙げました。教員として3年ほど勤めた中で赴任した学校の一つに、離島の中学校がありました。その中学校は生徒が数人、空き教室ばかりで、間もなく廃校になりました。そんな現場を見ていたので、小中学校の利活用を考える皆さんの「学校を残したい」という思いに強く共感しました。

★事例②「あそべるりんごえんのファンを増やしてオーナーの脱バイトへ!プロモーション強化を目指せ」(藤崎町)


町屋陽平さん
:東北町出身ですが、今は東京都在住で冷凍食品メーカーに勤めています。農水産物の現場に足を運ぶ中で、海外では若者が広い農場で稼ぐ仕組みがあるのに対して日本では全く違う現状を目の当たりにし、漠然と「自分も青森で何かしたい」と思うようになりました。コロナ禍で海外の仕事が止まり、UIJターンの情報を集めるうちに今回のプロジェクトを知りました。藤崎町はプレゼンで「通り過ぎる町*」と表現されていましたが、「立ち止まってもらう」仕掛け作りの力になりたいと思いました。

*注:近隣市町村へのアクセスが非常にいいため「通り過ぎる」人が多い

★事例③「外国人と町民が助け合う共生社会の実現へ!国際交流センター活性化プロジェクト」(南部町)