
「少女の笑顔を取り戻す!」 自立支援サポーターの想いとは
(三戸町地域おこし協力隊 森 寿野(もり ひさの)さん) 静岡県出身で、現在は三戸町の地域おこし協力隊として移住支援に関わっている森寿野さん。隊員としての活動の傍ら、親の虐待から逃げてきた女の子の自立を手助けする自立支援サポーターという顔も持っている。
現在、拠点となる施設を探しており、見つかり次第にも三戸で活動を始めようという森さん。10代からの思いを持ち続け、その地に三戸を選んだ理由を伺ってみた。
どんな経緯で自立支援サポーターになろうと思ったのですか?
「中学2年の時に宮城まり子さんの本を読んで感動、立場の弱い人を救おうと強く心に決めました。ただその後、東京での就職、結婚、離婚、子育てなど、生きることに必死でその想いを実現できませんでした。一人息子が成人したことを機に、自立支援サポーターとしての準備のため仙台に移り住みました。」
なぜ仙台?
「昔から東北にあこがれていたんです。」
「仙台では大切な勉強ができました。青少年指導委員として活動する機会もいただいて。ただ、活動拠点となるスペースが見つからなかったんです。逃げてきた女の子と一緒に暮らす家が必要なんですが、ちょうどいい物件がなかなかないんですね。そんな時たまたま青森県までドライブに来たら、この素晴らしい景色に感動してしまって。きっとここに戻って来るって感じたんです。」
なぜ三戸町を選んだんでしょうか?
「私の想いに共感してくださる方がいたんです。」
「さらに空き家バンクを活用した移住コンシェルジュの募集が三戸町であって、これだって思って応募したら採用していただけたんです。コンシェルジュをして活動しながら空き家探しもできますから。」
ではいよいよ本格始動ですね?
「ええ、ちょうど良いスペースが見つかったら、すぐに始めます!」
中学2年生の時に抱いた熱い想いがまさに始まろうとしている。
(取材:藤崎町地域おこし協力隊 井上一幸)